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アマルガムは除去するべき?

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2025年7月16日

アマルガムは除去するべき?

こんにちは。

武蔵境の下井歯科医院です。

最近ニュースで歯科用アマルガムについての記事が話題になっていましたね。

今回はアマルガムについて当院での見解や除去の方法などをご紹介します。

アマルガムとは?

アマルガムとは、水銀や銀、スズ、銅などの金属を合わせた合金です。以前は虫歯を削ったあとに詰める詰め物として使用されていましたが、水銀を含むためその安全性に対する懸念から現在ではほとんど使用されていません。

1970年頃まではアマルガムの治療が多く行われていたので、特に40代以上の方は詰め物に使用していた可能性があります。

アマルガムの危険性

歯科用アマルガムは40〜50%が水銀でできています。

2013年に「水銀に関する水俣条約」が採択され、世界中で水銀を廃絶しようという考えが広まっています。それに伴い2016年に日本でもアマルガムを用いた治療が保険適用から外されました。

アマルガム中の水銀はお口の中では成分として安定していますが、水銀がイオン化すると体内に取り込まれ、皮膚の炎症などの金属アレルギー、頭痛、めまい、なんだか調子が悪いなど様々な症状を引き起こします。

除去したほうがいい?

ここまでの話を聞くと、アマルガムがあったら早めに除去しなきゃと思う方もいるかもしれません。しかし、アマルガムの部分から虫歯になってしまった場合や金属アレルギーの症状がある場合などを除いては、無理してアマルガムを削り取る必要はないというのが当院での見解です。

日本歯科医師会や日本保存学会では、何の支障もなく使用されているのであれば、アマルガムを削り取る際に多少なりとも出てしまう粉塵が体内に取り込まれてしまったり、削る際に発生する熱によって水銀が気化するリスクを考える必要があるとの見解を表明しています。

ただ、見た目が気になったりメタルフリーにしたいなどご要望がありましたら、もちろん除去も行えますのでお気軽にご相談ください。アマルガムよりも質の良い詰め物に変えることは、今後の虫歯リスクを下げるという意味でも非常に有意義なことです。

当院ではラバーダム(お口の中に粉塵が入り込まないようにするゴム製のシート)や口腔外バキュームを使用し、なるべくアマルガム自体は削らないように細心の注意を払って除去します。

まとめ

ご自身にアマルガムが入っているかは検診などで見つけることができます。

何か気になることがあればお気軽にご相談くださいね。

参考文献・日本保存学会 歯科用アマルガム(に含まれる水銀)に関するQ & A集

    ・歯科学報Vol.114 No.3

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