2025年6月20日

こんにちは。武蔵境の下井歯科医院です。
本日は、患者様の中でもよく聞かれる親知らずについてまとめてみます。
自分に親知らずが生えているか分からない方、生えているけど抜いた方がいいのか迷っている方など、親知らずに関しては様々なお悩みがあるかと思います。
患者様それぞれ生活の背景やお口の中は違うので一概には言い切れませんが、参考にしてみてくださいね。
親知らずはいつできる?
親知らずは小学生頃から顎の骨の中につくられ始め、20代で完成します。
そもそも親知らずがない方もいらっしゃいますし、顎の骨の中で埋まったまま出てこない場合もあります。これは完全に個人差によるもので、コントロールすることは難しいです。
また生え方(真っ直ぐ綺麗に生えているか、斜め、横に生えているか)に関しても個人差がありますが、これは顎の骨の大きさが関係しているとも言われています。
智歯周囲炎について
「智歯周囲炎」ご存知ですか?智歯とは親知らずのことで、智歯の周囲の炎症のことをいいます。
親知らずは歯の一番奥に生えていて、さらに斜めに生えていた際には自分でしっかり歯磨きをするのが難しいですよね。汚れが親知らずの周りに溜まってしまうと、細菌が繁殖し、その周りが炎症を起こして赤く腫れたり痛みが出たりします。この状態を智歯周囲炎と言い、特に20代以降多くみられます。中には繰り返し智歯周囲炎を起こしてしまう方もいらっしゃいます。
治療法は、まず汚れの除去とお薬の服用で炎症を抑え、その後、抜歯をするかご自身のケアで様子を見るかになります。
以下に記載する親知らずを抜くメリットとして、この智歯周囲炎の予防も挙げられます。
親知らずのいいこと・悪いこと
いいこと
- 真っ直ぐ生えていて、上下で噛むことができる場合は、噛む面積が増える。
- 将来第二大臼歯などを失ってしまった場合、代わりに使用できる可能性がある。
悪いこと
- ケアが難しい場所なので、歯周病や虫歯などのリスクが高い。
- 斜めや横に生えている場合、隣の歯に悪影響を及ぼす可能性がある。(隣歯の歯根にぶつかって、歯根を溶かしてしまう、虫歯になりやすくなる、など)
親知らずを抜く時期
10代後半〜20代前半が時期としては一番おすすめです。この時期は、まだ親知らずと骨との結合がゆるいため、比較的簡単に抜ける場合が多いです。
逆に高齢になってくると歯と骨の境界が分かりにくくなり、抜歯は困難になってしまいます。
また、特に女性では妊娠前に抜いてしまうのがおすすめです。妊娠中や授乳中に親知らずが感染を起こしてしまうと、お薬の服用や子育てしながらの通院など気になることも多々出てきてしまいます。
親知らずのケアについて
まずは歯科医院でレントゲンを撮り、自分に親知らずがあるのか、どのように生えているのかについて確認してみてください。
抜歯しない場合は、生え方によって衛生士さんにどんな磨き方をすれば良いか教えてもらい、実践しましょう。セルフケアだけではどうしても難しい場所ですので、定期的なクリーニングで良好な状態を維持できるといいですね。
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