虫歯ができるメカニズム|下井歯科医院|武蔵境の歯医者・歯科|武蔵境駅の駅近

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虫歯ができるメカニズム

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2025年5月22日

虫歯ができるメカニズム

こんにちは。

武蔵境の下井歯科医院です。

皆さんご存知のように、歯磨きを怠るとお口の中の菌が増え、虫歯ができてしまいますよね。

では、さらに細かくどのように虫歯ができるか知っていますか?

今回は虫歯ができるまでの過程を詳しくお話しします。

虫歯ができる過程

簡単にまとめると、

  • プラークがつくられる
  • プラークの中の細菌が酸を作る
  • 酸によってプラーク内が酸性に傾く
  • 酸でエナメル質が溶ける

この4つの過程で虫歯ができてしまいます。

プラークとは?

まず、プラーク(歯垢)は簡単に言うと大量の細菌のかたまりです。

唾液中に含まれる糖タンパクが薄い膜(バイオフィルムといいます)をはり、プラークがつくられます。

普通、ただ歯の表面についている細菌は、唾液によって洗い流されます。しかしプラークが付着すると、ネバネバしているため唾液やうがいの水では取り除くことができません。したがって機械的に歯ブラシで落としてあげることが必要です。

プラークは、歯と歯の隙間、咬合面(噛む面)の溝、歯の根本、歯の凹んだところ、歯周ポケットにつきやすいと言われています。

酸の産生

次に、プラーク内部の細菌はお口の中の糖をエサにして酸をつくります。

バイオフィルムがあるため、内部の細菌はバリア機能で守られている状態です。この中で酸の産生がどんどん進んでしまいます。

こうしてプラーク内部は酸性に傾いてしまい、歯の表面、エナメル質を溶かしてしまうのです。

歯の脱灰と再石灰化

しかし、もしエナメル質の表面が少し溶けてしまった場合、もうこの歯は虫歯の道を辿るしか無いのかというと、そうではありません。

皆さんは歯の脱灰と再石灰化という言葉を聞いたことがありますか?

これは、前記の歯を溶かすこと=脱灰、反対に歯を修復すること=再石灰化ということです。

歯が脱灰するときは、エナメル質からカルシウムとリンが溶け出しています。反対に、再石灰化するときは、唾液中のカルシウムとリンをエナメル質に取り込みます。

お口の中では、一日の間で脱灰と再石灰化が繰り返されています。

この均衡が崩れて脱灰が優位になってしまうと、虫歯になってしまうのです。

まとめ

虫歯ができる仕組みをきちんと理解すると、毎日のケアのモチベーションも上がりますよね。

お口の中を酸性に傾かないようにすること、歯磨きではプラークをしっかり落とすことが重要です。また、歯の再石灰化にはフッ素の使用が効果的です。

また当院でクリーニングや検診を受けていただく際には、プラークの染め出しを行い、どこにプラークが付きやすいかチェックし、お一人お一人にあった歯磨きのやり方、ケア方法をご提案しています。

なかなかご自身では分からない歯磨きの苦手なところやプラークがつきやすいところを知ることで、毎日のケアをより効果的に確実にすることができるかと思います。

近年歯医者さんは虫歯を治すだけの場所ではなく、虫歯にならないように定期的にメンテナンスをする場所にもなりつつあります。

ご自身の歯の健康を守るために、ぜひ歯医者さんをご活用ください。

スタッフ一同、お待ちしております!

武蔵境駅の歯医者 下井歯科医院

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