2025年7月04日

こんにちは。
武蔵境の下井歯科医院です。
本日は2次カリエス(2次う蝕)についてご紹介したいと思います。
2次カリエスとは
2次カリエスとは、虫歯治療を行なった歯が再び虫歯になってしまうことです。ある研究によると、人が30年間でできた虫歯のうち、その約8割は2次カリエスであったとの報告もされています。
2次カリエスは、神経がない歯だと自覚症状が乏しく、お口の中から見ただけではわかりにくいために発見が遅くなるケースが多いとも言われています。
したがって症状がなくても定期検診などでレントゲン撮影をした際に見つかることがあります。
2次カリエスになる原因
治療した詰め物や被せ物に隙間ができていたり、歯ブラシが上手く当たらず清掃状態が良くないと、詰め物と歯の隙間から細菌が侵入し、虫歯になってしまいます。
ちなみに少し話は脱線しますが、噛む力が強く目には見えない顕微鏡レベルで歯に細かいヒビが入っていると、そこから細菌が侵入し虫歯になってしまうこともあります。
どんなに歯磨きを頑張ってもフロスを通しても虫歯になってしまう可能性はあるので、定期的な検診が必要です。
2次カリエスの予防と治療
予防
歯科医院での定期検診を受け、ご自身では気づかない場所もチェックを受けましょう。治療をしてから随分時間が経っている、詰め物と歯の間の段差が気になるなど思い当たる方は要注意です。
また、基本的なことにはなりますが毎日の歯磨き、フロスの使用でケアをしっかりしましょう。注意が必要な箇所を衛生士さんと確認することでより効果的に毎日のケアができると思います。
治療
詰め物を外し、虫歯になっている部分を取り除いて新しい詰め物を装着します。
金属やプラスチックの材料は劣化しやすく2次カリエスになる可能性も高いと言われています。保険外診療になりますが、セラミックは見た目が綺麗なことに加え、劣化しにくくプラークなどの汚れもつきにくい素材です。
新しく詰め物や被せ物を作り直す際には材料も考えてみてくださいね。
まとめ
2次カリエスによって繰り返し治療が行われると、結果としてどんどん削る量が増えてしまい、最終的には歯を失うことにつながってしまいます。
定期検診とメンテナンスを受けて、お口の健康を一緒に守っていきましょう!
武蔵境の歯医者 🎋下井歯科医院🎋
J R中央線武蔵境駅より徒歩3分
新患随時受付中✨
ネットから予約ができます!
東京都武蔵野市境2−10−27
トラープランド翠命館1F
℡ 0422−56−8143